2012/06/16 卒業!

うれしい報告をひとついたします。

長く時間がかかった、卒業生が一匹。

ありがたくも昨年のカレンダーの表紙を飾らせていただきました、
甲斐犬ミックスのきょうちゃん。
先日、ついに里親さんに迎えられました!

きょうちゃんは、兄弟犬であるかんちゃんと、
おととしの春、お山の近所に捨てられていました。
菊池が犬たちを連れてお散歩をしていたら、
黒い犬が道路を横切ったそうです。
そこで、近所に犬が捨てられていることがわかりました。
警戒心が強く、人馴れしていなかったため、
ご近所の方々も気にはなるけど捕まえることができない、
2匹いたことすらわからなかった、という状態でした。
人には捕まらないだろうと踏んで、保健所に捕獲器をお願いして、
無事捕獲に至りました。
まだどこか幼さが残る、推定6ヶ月くらいの子犬たちでした。

二匹は警戒心が強かったものの、
私たちには一二週間で慣れてくれました。
(慣れている、と言っても、さわれる、お散歩に行けるという程度)
ですが知らない人にはひどく怯え、
来客があると隠れて、遠くから吠えたりしていました。

懐いてしまえば甲斐犬ベースの二匹はとても可愛らしく、
べたべたと猫のように甘え、和犬の良さを再発見したように覚えています。

数ヵ月後、おとこのこのかんちゃんは、甲斐犬飼育、保護犬飼育経験者さんの里親さんに迎えられました。
警戒心が強いので、数回本気で噛まれたそうです。
里親さんは、それも予想の内、そういうこともあるだろうと笑っておっしゃってくださっていました。
どの子も少なからずそうですが、受け入れる気持ちと強い心、それさえあればどんな子でも大抵はうまくいくと思います。
警戒心が強い子には特に、「楽しく生活すること」よりも先に、「逃がさないこと」と「犬が大丈夫と思って近づいてくるのを待つこと」が何よりも大事になってきます。
時間がかかってしまうかもしれませんが、その先に必ず「楽しい生活」が待っています。

 

カレンダーの表紙にもなったきょうちゃんですが、
なかなか良いご縁がなく、長く長く時間がかかっていたしました。
きょうちゃんの里親さんに是非!と手を挙げてくださったのは、
奥様がドックトレーナーの若いご夫婦でした。
同時に、保護甲斐犬飼育経験者でもあり、「待つこと」を十分に理解されているご夫婦でした。
それでも数回のお見合いを繰り返し、スキンシップなしのただの「同じ場所にいる」時間を重ね、おうちへも訪問して、当日を迎えました。
このところ、「知らない人が怖い、警戒心の強い」子達の卒業が続いています。
里親さんご家族にご協力いただいて、何度も何度も時間を作ってもらい、
少しでも警戒心を解いてからお届けしています。
ご理解と努力の賜物だと思っています。みなさま、どうもありがとうございます。

きょうちゃんはよくびっくり顔をしてると言われていました。
多分知らない人と会うと、緊張のあまり顔がびっくり顔になってしまうのだと思われます。
そんなきょうちゃんでしたが、時間をかけた甲斐もあってか
予想以上にスムーズでした。
へっぴり腰ですがささっと玄関へ入って行き、
固まったままでしたが後追いすることもありませんでした。
「このご夫婦の子になる」と、自覚していたように感じました。

その後の様子を電話やメールなどで伝えていただいております。
じわじわと、慣れていっているようです。

私にとても懐いていて、長く一緒にいたので、
とても寂しく思います。
あのへんちくりんな動きを見れないのかと思うと、胸がぎゅっとなります。
ただそれは自分の感情で、きょうちゃんのことを思えば、
これからもっともっと楽しくしあわせな時間が待っていると、
安堵の気持ちを覚えます。

ほかの犬たちも、もちろんそうなのです。
大好きになってしまう、一緒にいたいと思ってしまうような犬たちが、
身勝手にも捨てられ、殺処分されているのです。
昨日も、センターからの引き出しをしてきました。
みんな、可愛い子達です。
そのご紹介も追って致しますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

時間がかかっても、ちゃんと良いご縁に巡り会えます。
そして時間はかかってしまっても、「家族」になっていきます。

遠藤さんご夫婦、どうぞよろしくお願いいたします。
きょうちゃん、楽しい毎日を送ってね。

 

きょうちゃんのおかあさんのHP
HAPPY DOG LIFE  EMA     http://happydoglife.jp/

 

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